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内科・胃腸科・小児科・心療内科・神経科 茅ヶ崎の藤井医院

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ヘリコバクタ・ピロリ感染症 | 生活習慣病 | 胃カメラ | 腹部超音波検査 | お子様の予防接種
MRワクチン(麻しん・風疹混合ワクチンについて) | 日本脳炎ワクチン接種の推奨差し控えについて |

ヘリコバクタ・ピロリ感染症について
 
近年、強い酸性である胃の中で生息し、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となるヘリコバクタ・ピロリ菌が話題になっています。これまではストレスが主な原因とされていた潰瘍の原因が、実はかなりの高率で(潰瘍の80%)ピロリ菌が陽性である事がわかりました。感染の原因は、上下水道の不備など衛生面で遅れている国ほど多く、発展途上国ほど陽性率が高いとされています。日本では40歳以上で50%の陽性率を示し、高齢になるとさらに陽性率は高くなります。
また、ピロリ菌は胃粘膜を萎縮させ、萎縮性胃炎という病気の原因になります。これ自体で症状が出現することはあまりありませんが、萎縮性胃炎があると、胃がんが発生しやすくなるといわれています。
 
もちろん、ピロリ菌が陽性なら、すぐに癌や潰瘍になるわけではなく、多くの方は知らずにピロリ菌の保菌者であることが多いのですが、潰瘍を繰り返して苦しんでいる方や、萎縮性胃炎がある方は、一度ピロリ菌の検査をしてみてはいかがでしょうか。
検査は内視鏡で行うことももちろんできますし、便や血液で調べることもできます。もし陽性であれば病状を検討した後、除菌をお勧めしています。
除菌といっても難しいことではなく、2種類の抗生剤と、1種類の胃薬を1週間内服していただくだけです。除菌の成功率は90%前後と高く、潰瘍で苦しんでいた方が、嘘のように楽になることも珍しくありません。
ぜひ一度ご相談ください。
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生活習慣病
 

生活習慣病とは食生活・運動・喫煙・飲酒などの生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群のことで、これまで成人病と呼ばれていた疾患です。主な生活習慣病とは、高血圧、高脂血症、糖尿病のことを指します。これらの病気は生活習慣を改善することにより予防できたり、進行を防ぐことが可能です。いったんかかってしまった方も、定期的な通院と生活習慣の改善で上手に病気と向き合っていきましょう。
 
高血圧
収縮期血圧140mmHgまたは拡張期血圧90mmHg以上の状態を言います。この基準でみると、30歳以上の成人では、現在40%以上の人が高血圧と診断されることになります。
なぜ高血圧だといけないのでしょうか。それは、心臓血管系の異常につながるからです。具体的には、血圧が正常な人と比べ高血圧の人では、脳卒中は8倍、心不全は6倍、心筋梗塞などの虚血性心疾患は3倍起こりやすくなります。
どんな方が高血圧になるのでしょうか。1つは遺伝的要因の関与が30-60%あります。もう1つは環境要因といわれるもので、これに関して生活習慣を見直すことで心血管に関するリスクを減らしていきましょう。
 
ではどのような生活を送ればよいかというと、

  (1)食塩制限(一日7gまで) 
(2)体重制限 22×[身長(m)2]を20%以上超えてはいけない。身長170cmの人なら22×1.7×1.7≒63.6なので76.3kgを超えないように 
(3)アルコール制限(日本酒1合以下) 
(4)コレステロール制限(あとで述べます) 
(5)運動療法 
(6)禁煙 
を守ることです。
 
もともととても血圧の高い方(180mmHg以上)や、生活習慣を変えても血圧が高い方は、お薬による治療が必要となります。お薬は現在たくさん選択肢があり、血圧をコントロールするのはそんなに難しいことではありません。健康診断などで高血圧を指摘されたら、生活習慣に関することも含め、まず医師にご相談ください。よく、薬を飲み始めたら一生飲まなければならないからと、受診されない方がいらっしゃいますが、高血圧の状態が続くほうが恐ろしいことなので、ぜひ受診されることをお勧めいたします。

高脂血症
空腹時のコレステロール値が220mg/dl、中性脂肪(トリグリセリド)が150mg/dlをいずれかまたは両方が超えている状態を指します。
コレステロールが持続的に高いと、心疾患や脳梗塞などの血栓性疾患、動脈硬化性疾患を引き起こします。また、中性脂肪が高ければ急性膵炎の危険もあります。放置していると怖い病気なのです。
 
どんな方が高脂血症になるのかというと、食生活によるところもおおいにありますが、食事制限をしてもなかなかコントロールがつかない場合遺伝的な要因が強いことがあります。親御さんに高脂血症がある場合も要注意です。また、もともと脂肪分を分解する酵素が足りなかったりすると、頑張って食事を変えても、思ったより数値が良くならないこともあります。
ご自分でできることは、
  (1)カロリー制限(一日25-30キロカロリー/kg)
(2)糖質制限(総カロリーの40%まで)
(3)アルコール制限などですが、頑張って自己流のダイエットなどを始める前に詳しい検査でご自分がどんなタイプの異常かを見てもらう必要があります。
お薬も何種類かあり、高脂血症のタイプによって使い分けるため、健康診断で高脂血症を指摘されたらぜひ医師にご相談なさってみてください。

糖尿病
血糖を下げる物質インスリンの作用不足による慢性の高血糖状態を糖尿病といいます。原因は、大雑把に言うと、インスリンの量が足りない場合(1型)と、インスリンに対する抵抗性の増加している場合(2型)が考えられます。日本人では95%が2型糖尿病であり、1型に比べ生活習慣とより密接な関連があります。
 
インスリンに対する抵抗性は、運動、食事療法で脂肪を減らすことにより改善させることが可能です。逆に言えばこれをやっておかないと、お薬で血糖が下がると食事の量が増え、血糖が上がり、お薬が増え・・とどんどん悪循環に陥ってしまい、満足な結果が得られないことになります。
では、糖尿病とは何を基準にいっているのでしょうか。現在、日本糖尿病学会では以下のように定義しています。
  (1)血糖値が200以上あったとき
(2)朝空腹なときの血糖が126以上あったとき
(3)75mg糖負荷試験で2時間値200以上あったとき
(1)〜(3)のいずれかが別の日に2回または(1)〜(3)のいずれか1回とa〜dのいずれか
  a. 口渇、多飲、多尿、体重減少の存在
b. HbA1cが6.5以上
c. 糖尿病性網膜症の存在
d. 過去の高血糖、糖尿病の診断の存在
これらは自分で気づくことはなかなかありません。上記のaの症状があっても、糖尿病をご自分で疑うのは困難です。多くの場合無症状で経過し、怖いのは合併症が出てからです。
 
(1)糖尿病性腎症:腎臓が悪くなり、尿が出なくなったり、体に有害な物質を尿から出せなくなることから体内に有害な物質がたまったりして、人工透析を受けなくてはいけなくなったりします。
(2)糖尿病性網膜症:眼底出血をおこすと目が見えなくなってしまいます。
(3)糖尿病性神経症:手足のしびれからおこり、感覚がなくなっていきます。
というのが3大合併症と呼ばれているものです。そのほか、手足の血流障害がおこれば、切断しなくてはならない場合もあります。
 
治療は、大きく分けて食事療法、運動療法、薬物療法があります。なかでも食事療法は一番土台になる治療ですので、できることから始め、続けることが大切です。
ただし、ほかの病気と同様、自己流で治療するのは難しく、効率も悪いことと、薬物治療をあわせて行い必要があるかどうかも検討しなければなりません。やはり主治医にご相談されるのが一番ということになります。
以上のように、生活習慣病は、医師と患者が協力しながら戦っていかなければならない病気です。また、一朝一夕に治ることはあまりありませんので、長期の努力が必要です。しかし上手に付き合っていけば急に体調を崩すことは避けられるし、定期的に受診を続けることは、ほかの病気の予防や早期発見にもつながります。健康診断で異常を指摘されたら、面倒でも一度受診してみてください。きっと良いアドバイスがもらえることと思います。
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胃カメラについて
 
当院では、上部消化管(食道、胃、十二指腸)の検査は、内視鏡(胃カメラ)のみで行っています。胃ガンの検診は、通常バリウムによる透視検査で行いますが、患者さんのメリットがあまりないためあえて当院では行わないことにしました。
 
まず、バリウムによる検査は放射線被爆を受けなければなりません。また、消化管のヒダに溜まったバリウムの模様で診断するため、平らな病変や色調変化についてはほぼ判定不能ということになります。つまり、早期癌などの発見にはあまり向いていない検査といえます。ではなぜ検診で多用されているのかというと、コストの問題や人手の問題が考えられるのですが・・。
患者さんに胃カメラを、というとまず苦しいので嫌ですという方がまだたくさんいらっしゃいます。実際術者の力量による部分も多少考えられますが、現在の胃カメラは開発が進みとても細くなってきています。当院で使用している胃カメラも直径8mmと、ボールペンの軸くらいです。さらに、喉には麻酔(検査の前に喉の奥に溜めていていただきます)がかかっているので、ほとんど苦痛なく検査を受けていただけるものと思います。さらにご希望の方には、鎮静剤の注射を行う場合もあります。また、とても大事な胃カメラの利点は、消化管の組織検査ができるということです。悪性を疑うような病変や、ポリープなどの組織を鉗子(かんし)という器具で採取し、病理検査に提出します。これにより良性、悪性の判断ができ、確定診断を得ることが可能です。
 
また、当院では感染対策にも力を入れており、ファイバーの洗浄機を完備し肝炎ウイルス・ヘリコバクタ・ピロリ菌その他の病原菌の胃カメラからの感染はおこりません。
一度胃カメラを受ければ、検診のバリウム検査で異常を指摘されたので今度は胃カメラで・・という二度手間を防げるようになるでしょう。
当院では朝食を抜いていらしていただければ当日胃カメラを施行させていただくことも可能ですので、ぜひご相談ください。
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腹部超音波検査について
 
超音波検査は、患者さんの身体への侵襲がなく、安全で簡便な検査として広く普及しています。観察できる臓器は、肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓などで、かなり多くの情報を得ることができます。当院でも診察中に必要があればその場で行うようにしています。
 
欠点は、ガスに弱いということです。つまり、肝臓など実質臓器と呼ばれる中身の詰まった臓器はよく観察できますが、腸管など管腔臓器と呼ばれる中にガスを持つ臓器は観察が難しいのです。ですから、腸管は内視鏡でカバーするほうが望ましいということになります。
 
当院でも腹痛などのスクリーニング検査として行っておりますのでぜひご利用ください。
なお、胆嚢は食後に収縮してしまうため観察しにくくなりますので、食後6時間以上たっているほうがよいと思われますので、やはり朝食を抜いていらしていただくのが理想的です。ご希望であれば、当日でも検査は可能です。
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お子様の予防接種について
 
当院では、お子様の予防接種を行っております。
下の表は、接種を行うべき順に並べたものです。対象年齢を過ぎますと有料となってしまいますので、ぜひ漏らしのないようにご注意ください。対象年齢を過ぎても、接種しておいたほうが良いものもありますので、ご相談ください。

順番
予防接種の種類
対象年齢
理想的な接種年齢
次の予防接種までの期間
当院での接種
費用
注意
1
BCG
6ヶ月未満
6ヶ月未満
4週間
×
なし
2
三種混合
1期初回
3ヶ月−7歳6ヶ月
3ヶ月−1歳
1週間
なし
三混同士は3週間あけて
3
1期2回目
3ヶ月−7歳6ヶ月
3ヶ月−1歳
1週間
なし
4
1期3回目
3ヶ月−7歳6ヶ月
3ヶ月−1歳
1週間
なし
5
ポリオ
1回目
3ヶ月−7歳6ヶ月
3ヶ月−1歳6ヶ月
4週間
市役所で
なし
6
2回目
3ヶ月−7歳6ヶ月
3ヶ月−1歳6ヶ月
4週間
市役所で
なし
7
麻しん
1歳−7歳6ヶ月
1歳−1歳3ヶ月
4週間
自費
詳細はtopics をごらんください
8
風しん
1歳−7歳6ヶ月
1歳−1歳6ヶ月
4週間
自費
MRワクチン
1歳、就学前1年
1歳、就学前1年
4週間
なし
詳細はtopics をごらんください
9
三種混合
1期追加
3ヶ月−7歳6ヶ月
1期3回目から1年
1週間
なし
10
日本脳炎
1期1回目
6ヶ月−7歳6ヶ月
3歳
1週間
なし
11
1期2回目
6ヶ月−7歳6ヶ月
3歳
1週間
なし
12
1期追加
6ヶ月−7歳6ヶ月
4歳
1週間
なし
現在積極的には奨励しておりません
13
2期
9−12歳
9歳(4年生)
1週間
なし
14
二種混合
11−12歳
12歳(6年生)
1週間
なし

当院では特にご予約はいただいておりませんが、注射薬の都合上、事前にご連絡いただけますとより確実にご用意できます。
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MRワクチン(麻しん・風疹混合ワクチンについて)
 
平成18年4月1日より法令改正に伴い、予防接種対象年齢が変更になりました。ご注意ください。

1. 麻しん単独ワクチン
自費での接種となります。ただし茅ヶ崎在住の1歳児は以下の場合公費扱いとなります。
1歳児で、 a.風疹単独ワクチンを受けているまたは風疹にかかったことがある
b.麻しん単独ワクチンを受けていない、かつ麻しんにかかったことがない
aとbを満たす場合

2. 風疹単独ワクチン
自費での接種となります。ただし茅ヶ崎在住の1歳児は以下の場合公費扱いとなります。
1歳児で、 a.麻しん単独ワクチンを受けているまたは麻しんにかかったことがある
b.風疹単独ワクチンを受けていない、かつ風疹にかかったことがない
aとbを満たす場合

3. 麻しん・風疹混合ワクチン(MRワクチン)
公費での接種となります。
対象 1歳児(第1期)および就学前1年間の方(第2期)
就学前1年間にあたり、麻しん、風疹のどちらの予防接種も受けていない方は第2期の摂取対象となります。
以下の方は当分の間MRワクチンを受けられません。
a.麻しん単独ワクチン・風疹単独ワクチンを受けた方
b.麻しんにかかった方
c.風疹にかかった方

ご注意ください
上記は茅ヶ崎市の場合です。寒川町にお住まいの方は、麻しん単独、または風疹単独ワクチンの公費扱いはありません。お住まいの地域で違いがありますので、詳しくは市役所にお尋ねくださるか、当院にお問い合わせください。
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日本脳炎ワクチン接種の推奨差し控えについて
 
今回、新聞等で報じられた日本脳炎ワクチンの副作用についてお話いたします。
本年5月、現行の日本脳炎ワクチンの使用と、重症のADEM(急性散在性脳脊髄炎)の発症の因果関係を肯定する論拠がある旨の答申が出され、5月26日、厚生労働大臣による因果関係の認定をしました。今まで軽症ですむと考えられてきたADEMが重症化する原因として日本脳炎ワクチンが考えられるという訳です。頻度は1万例に1例と低率ではありますが、呼吸困難などの重大な症状が現れる可能性があること、現在日本脳炎という疾患の罹患率が低いことから、積極的に日本脳炎ワクチン接種を勧めるのはやめましょうということになりました。
では、ワクチンを打たないと日本脳炎にかかってしまう可能性があるのでしょうか。
日本脳炎とは・・・コガタアカイエカという蚊が運んでくる日本脳炎ウイルスというウイルスに感染することから起こります。このため、蚊が繁殖する夏に流行します。現在ではワクチンの普及により年間発症数十例と、かなり少ない病気です。
しかしかかってしまうと、致死率は30%と低くありません。主な症状は発熱、倦怠感、頭痛などですが、重症では意識障害、けいれんもありえます。また、後遺症として、人格変化やパーキンソン病様症状などが残ることもあります。かかってからですと特効薬はなく、対症療法ということになりますので、なにより予防が大切ということになります。
ところが今回ワクチンの使用が推奨できなくなりました。現在ワクチンはマウス脳から製造していますが、より副作用の少ない製造法の開発がなされ、今後より安全性の高いワクチンの発売が待たれます。
ではそれまでどうすればよいのでしょうか。前述したように日本脳炎は蚊が運んできます。ですから蚊に刺されないようにするのが一番です。外出時は長袖を着用するか、虫除け剤などの使用も良いでしょう。ちょっと大変ですが、予防に努めていきましょう。
ただし、日本脳炎ワクチンの接種を完全にやめてしまうわけではありません。予防接種の項にも書いたとおりに当院でも対象年齢の方は無料で受けていただくことができます。接種の際は同意書が必要となりますのでご希望の方はお問い合わせ下さい。
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